畳を末永くお使いいただくために

1.畳は湿気が禁物です。畳を長持ちさせるためにもカビの発生やダニの寄生を防ぐためにも、年2回程度の畳干をしたいものです。春と秋のよく晴れた日、畳を干す場所のなし、場合は畳を上げてビール瓶やジュース缶などを置き、風を通すだけでも効果があります。
2.長期間の使用によって畳も日焼けを起こします。天然のイ草で織られているので退色は避けられませんが、お湯で固く絞ったぞうきんがけをしてから酢を1%程度混ぜたぬるま湯で拭いてください。
3.こまめなお掃除によって、ダニの寄生を抑えることができます。この時、掃除機は畳の目に沿って軽く触れる感じで、ゆっくりと同一部分を何度か往復してかけて下さい。
4.畳の上に重量物(タンス、ピアノ、机など)を直に置くと、畳表面に凹みや段差を生じることがあります。必ず、間に敷物を挟んでから置いて下さい。また、出来てしまった凹みは、適度に霧吹きをして濡れタオルを当てアイ□ンがけをすると、ある程度の回復が得られます。
5. 畳の上を力一ペット・絨毯等の敷物で覆うと塵・挨・食物の滓などが溜まり、それを餌にするダニの寄生やカビの発生の原因になります(重ね敷きをしない場合 の約7倍にもなります)。また、一度畳に吸収された湿気が発散されず部屋自体が湿気を帯び、畳や建物を傷めるだけでなくそこで生活する人にとって極めて不 健康な状態になります。