畳の特性6、吸音効果
「弾力性」の部分でもふれた通り、畳床の中の稲ワラの中には、たくさんの空気が含まれています。 この空気は、ショックを柔らげる力のほかに、余計な音を吸い込む吸音効果にも作用します。 ぎっしりとつまった稲ワラの中の空気が、転んだ瞬間に吐き出され衝撃を弱くするのが弾力性。 その逆に、歩いている足音が震動となり空気に含まれ吸い込まれるのが吸音効果です。 畳の敷かれている部屋に入るとシーンと静まりかえっているはずです。 目で感じる”落ち着いた雰囲気”に加え、この吸音効果がブラスされ心が静まるイメージを与えます。