畳の特性1、弾力性

畳の上をはだしで歩いてみると、とても歩き心地がいいのを感じられるでしょう。 これは畳に適度な弾力性があるからなのです。


畳の表面のことを、畳表といいます。この畳表は、イ草という植物を編んだもの。 よく見るとこのイ草の表面には、薄い膜があるのがわかりますね。 横から見るとデコボコの細かい縦じまがあります。 中身を割ると、まるでスポンジのようなフカフカしたモノがつまっています。 そう、このフカフカの部分に空気がたくさん含まれているので、ほどよい弾力性が得られるのてす。 また、ワラの畳床は40センチほどの厚さに積んだワラを5センチくらいまでギュッと圧縮してつくります。

このため、歩くときに適度のかたさと柔らかさを感じるのです。ほかの床材にない微妙な弾力性は畳ならではの性質。 よく畳の上にジュータンを敷いている家がありますが、これはダニ発生のもとになるので避けたいところです。 畳の上の暮らしは歩き心地がいいだけでなく清潔さでも優れています。 ハイハイが好きな赤ちゃんのいる家庭では特におすすめしたい、日本式ヘルシーカーペットです。