畳のことなら堺畳事業協同組合へ


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 たたみ工事料金        ご注文の流れ

畳工事料金


”熊本産高級ブランド表”

ひのさくら
表替え 12,600円
新畳 25,000円

高級感あふれる贅沢な品質

ひのさやか
表替え 10,500円
新畳 18,000円

美しさと耐久性のある商品


"熊本産JAS規格表"

表替え 8,400円  新畳 16,000円  一般普及品

表替え 6,830円   新畳 13,000円   使用度の少ないお部屋向き


"安くて丈夫な中国産表"

表替え 5,250円   新畳 10,000円   中国 1級品

表替え 4,200円   新畳 8,000円   中国 2級品




本間サイズの価格は一割増しとなります

半畳は7割です

古畳の処分は1枚¥1,050です

一日仕上げOK(予約が必要です)

日曜・祝日OK (予約が必要です

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ひのさくら・ひのさやか

10年の歳月をかけて熊本県で育成された天然良質い草新品種「ひのみどり」を畳表にしました。

高級くまもと畳表「ひのさくら」「ひのさやか」は、従来の畳表よりもきめが細かく、肌触りがソフトな美しい畳表です。

高級くまもと畳表「ひのさくら」「ひのさやか」は、天然染土100%。い草独特の色や香り・光沢がお楽しみ頂けます。

また、高級くまもと畳表「ひのさくら」「ひのさやか」には、生産者名が表示されています。これは、創り手達の顔がキチンと見える畳表は、品質に責任をもってお届けできる・安心の証です。

人にも環境にもやさしい、耐久性に優れた「ひのさくら」「ひのさやか」をおすすめします。

営業エリア

 大阪府全域
大 阪市・池田市・泉大津市・泉佐野市・和泉市・茨木市・大阪狭山市・貝塚市・柏原市・交野市・門真市・河内長野市・岸和田市・堺市・四條畷市・吹田市・摂津 市・泉南市・大東市・高石市・高槻市・豊中市・富田林市・寝屋川市・羽曳野市・阪南市・東大阪市・枚方市・藤井寺市・松原市・箕面市・守口市・八尾市

ご注文の流れ

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堺畳事業協同組合は、お客様からのご質問とご注文にスピーディーにお応えいたします。
ご注文からお届けまで、このようなステップで進みます。

チラシ・ホームページをご覧になって、お電話やメールでご注文

堺畳事業協同組合よりご連絡・受付(ご訪問の日時を打ち合わせ)

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畳の活用法アイデア募集中!

畳の活用法アイデア募集中!

畳の魅力を再発見!畳の新しい活用方法を考えてください。

日 本の文化は、中国大陸からの伝承を期限とするものが多くありますが、畳は日本で生まれた固有のもので、日本の風土に最も適した敷物として育てられ、日本の 住まいの中心的役割を果たし、現在に継承されてきました。そのような歴史を背景に、現代日本人のライフスタイルに合った、敷物にとらわれない様々な畳の活 用法を募集します。多くの皆様のご応募をお待ちしております。

[募集内容]
新時代の「畳の活用法」アイデアとその理由

[応募方法]
官製はがきまたは封書に郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、畳の活用アイデア、その理由を書いてお送りください。

応募先
〒541-0046大阪市中央区平野町4-7-7平野町イシカワビル 
全国畳産業振興会PR事務局「畳の活用法」係

応募締め切り 2008年5月31日(木)当日必着

最優秀賞1名(賞金5万円)優秀賞 3名(賞金3万円)ユニーク賞300名(畳小物セット2000円相当)

*発表は9月24日畳の日の予定です。

畳(じょう)

(じょう)は、部屋内に何枚の畳が敷き詰められているかで部屋の大きさ(床面積)を表す単位。本来は、実際に畳が敷かれている部屋(和 室、日本間)の畳の枚数で床面積を表すものだが、畳が敷かれていない部屋の場合でも一般的な畳の大きさに基づいて面積を計算し便宜的に「じょう」で床面積 を表す場合がある。ただし、畳の大きさには複数の種類があるので、どのサイズの畳に基づくかによって面積は変わるので注意が必要である。

畳の特性

  • 「やすらぎを与える畳表の天然色」
    畳の部屋にいると落ち着くと言われます。これは人間の目に映る色彩の落ち着き感とともに、皮膚が感じる「光」と関係しています。
    人間の皮膚は呼吸していると同時に光も吸収していると言われ、自分の皮膚の色に近い反射率の色を感じると安心できるという本能があります。
    畳の部屋の反射率は日本人の皮膚の反射率とほぼ同じ事から、安らぎを与える空間となる訳です。
  • 「優れた吸放湿性」
    人が畳の部屋に寝た場合、一晩でかいた汗の1/3*は畳が吸収してくれます。(*床材等の材質により異なります)
  • 「鎮静効果」
    天然畳表は100%い草植物です。い草の香りには、鎮静効果があり、まるで部屋の中で森林浴をしているのと同じような効果をもたらします。
  • 畳表には、この他「弾力性・断熱性・保温性・難燃性・空気の浄化・吸音効果」等の特性があります。私たちは以上の特性を保つため着色加工の処理は行っていません。
  • メンテナンス

    畳の特性7、ライフスタイルにあわせて多目的に使えます

    畳のいいところは、住む人のライフスタイルにあわせて多目的、かつ自在に使えることです。 昼間は座敷や応接間として機能し、夜は寝室に早変わり、といった使い方ができるのも畳の部屋ならでは。 また、応接セットの入った洋間より、多人数の人が座れるのも畳のいい点です。 一戸当たりの住面積の狭い日本の住宅では、臨機応変に使用できる畳の部屋をもっと見直して有効に使いたいものです。

    畳の特性6、吸音効果

    「弾力性」の部分でもふれた通り、畳床の中の稲ワラの中には、たくさんの空気が含まれています。 この空気は、ショックを柔らげる力のほかに、余計な音を吸い込む吸音効果にも作用します。 ぎっしりとつまった稲ワラの中の空気が、転んだ瞬間に吐き出され衝撃を弱くするのが弾力性。 その逆に、歩いている足音が震動となり空気に含まれ吸い込まれるのが吸音効果です。 畳の敷かれている部屋に入るとシーンと静まりかえっているはずです。 目で感じる”落ち着いた雰囲気”に加え、この吸音効果がブラスされ心が静まるイメージを与えます。

    畳の特性5、空気の浄化

    イ草の中身は、フワフワとしたスポンジです。 このスポンジには小さなプツプツとした穴があり、この穴やスポンジ部分に空気中に含まれている、人体にあまりよくない二酵化ちっ素を収着する性質がありま す。(ただし、着色した畳表は小さなプツプツとした穴がふさがっている可能性があります。無着色の畳表をお求め下さい。)

    この能力は、東大工学部西村研究室の研究によってわかりました。
    畳がいかに空気の浄化を行っているか、 私たちが気づかないように、畳は部屋の空気をキレイにするエアコンディ ショナーの役目を果たしてくれているんですね。

    畳の特性4、難燃性

    理由1

    畳床は稲ワラをギュッと圧縮させて作られたものです。燃えやすい紙でも、ねじったものは広げてある紙よりは燃えにくいという性質がある通り、ギュッと圧縮させた稲ワラは燃えにくい性質があります。

    理由2
    適度な湿気を含んでいるので、すぐに火がつくことはありません。 例えば、燃えることがあっても一気に燃えあがるのではなく、ブスブスとくすぶる程度です。 また、植物から作られている床材なので有毒ガスも出ません。 この畳の難燃性は、消防庁も認定済みです。

    畳の特性3、吸放湿性

    畳の中には一部化学製品もありますが、本来そのほとんどが植物性です。 空気を含むと同時に湿気を吸ったり吐きだしたりして、部屋の湿度を調整する働きをしています。 畳の敷かれている部屋は、夏涼しく、冬は暖かいという特徴があります。これは畳を構成しているイ草と稲ワラのおかげです。 イ草のスポンジ部分が湿気〔しめリ気)を吸収し、稲ワラのポッカリあいた空洞部分が湿気を放出します。つまり畳は呼吸をしているのです。

    畳一帖分の自然吸湿能力は、約500ml。 夏などの空気が乾燥した場合は、ほどよいしめリ気を吐き出す力があります。 畳は柱の木や障子とともに、湿度の高い日本の気候に最も合った住宅材料といえるでしょう。それにベッドと比較した場合でも、背骨に好影響を与えるなど健康 上からも見直されているんですよ。

    畳の特性2、断熱性・保温性

    空気には熱を伝えにくい性質があるのは皆さんよくご存じですね。 畳が、夏はひんやりと肌に心地よく、冬は暖かい空気を優しく保ってくれるのも、畳が含んでいる空気のおかげです。

    畳表のイグサはもちろん、中に使用してあるワラはスポンジ状になっているのでたくさんの空気を含んでいます。 夏の空気は暑さを遮断する働きを、冬の空気は外の冷たい空気を遮る断熱材の働きをすると同時に、室内の暖かい空気を保つ役目をしてくれるのです。

    下の表を見て下さい。これは畳とほかの床材との熱の伝導率の比較です。 熱の伝導率が少ないほど、断熱性や保温性に優れているのです。

    畳の特性1、弾力性

    畳の上をはだしで歩いてみると、とても歩き心地がいいのを感じられるでしょう。 これは畳に適度な弾力性があるからなのです。


    畳の表面のことを、畳表といいます。この畳表は、イ草という植物を編んだもの。 よく見るとこのイ草の表面には、薄い膜があるのがわかりますね。 横から見るとデコボコの細かい縦じまがあります。 中身を割ると、まるでスポンジのようなフカフカしたモノがつまっています。 そう、このフカフカの部分に空気がたくさん含まれているので、ほどよい弾力性が得られるのてす。 また、ワラの畳床は40センチほどの厚さに積んだワラを5センチくらいまでギュッと圧縮してつくります。

    このため、歩くときに適度のかたさと柔らかさを感じるのです。ほかの床材にない微妙な弾力性は畳ならではの性質。 よく畳の上にジュータンを敷いている家がありますが、これはダニ発生のもとになるので避けたいところです。 畳の上の暮らしは歩き心地がいいだけでなく清潔さでも優れています。 ハイハイが好きな赤ちゃんのいる家庭では特におすすめしたい、日本式ヘルシーカーペットです。

      

    品質の良い畳表を見分けるポイント

     ・ ポイント1  草の長さ

     ・ ポイント2  草の硬さ

     ・ ポイント3  新芽と古芽の割合

     ・ ポイント4  織りの良さ

     ・ ポイント5  重量

    「畳はダニが寄生しやすい」というのは誤解です。

    これは、他の床仕上材である絨毯とと比較してみることでも明らかです。
     ダニの寄生の主原因は、多湿・高温・換気が悪いこ とです。稲わらは湿気を吸い、また出すために湿度調節機能があるのですが、最近の住宅は機密性が高く、また、部屋を閉め切ってしまうために高温多湿になっ てしまいこのためにダニが寄生しやすくなるのです。ダニは温度と湿度とタンパク質により繁殖します。従って適切な換気を行えばダニはある程度防げるので す。また、掃除機をかければダニはとれます。毎日2~3回ずつ掃除をすると、3週間後にどのくらいダニが減るのかを調べた調査によると、畳部屋の表面のダニ数は半分と、板の間に近い水準まで減少します。こまめなお掃除と換気が、ダニに関する問題を解決します。

    畳の生活は骨粗鬆症を予防します。

    調査の結果小学校5年生でみると畳で過ごす時間が長い子供の骨量は78%でイス、ソファー中心の子供に比べて5ポイント高く、1年後の増加量も約2倍であったことが解りました。

    天然い草は室内環境浄化に役立つ優れもの。

    畳表は二酸化炭素(NO2)を吸収するだけでなく、今話題のシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒド(HCHO)をすばやく吸収します。

    畳の明治時代から現代

    畳干しをこまめにして、傷むのを防ぎ、表がやけたら裏返しをして使うというこうした習慣は戦後まで続きました。過密化した最近の都市では干す場所もなく、 住まいの洋風化により、近年の中高層マンションにおいては、畳の部屋は1室という間取りが主流となってきました。
    近年また畳の良さが見直されてきています。

    畳の安土桃山時代から江戸時代

    桃山時代から江戸時代へと移るにしたがい、書院造は茶道の発達によって茶室の工夫や手法を取り入れた数奇屋風の書院造になっていきました。茶室建築から畳はやがて町人の家に引き継がれてゆきます。
    畳が一般庶民のものとなったのは、江戸中期以降のことであり、農村においてはさらに遅く明治時代になってからでした。江戸時代の長屋では、畳は長屋を借り る店子が運び込んで使ったと言われており、大家が用意しておくものではありませんでした。それだけに畳の手入れをして長持ちさせる知恵を身につけていった のです。

    畳の鎌倉時代~室町時代

    やがて鎌倉時代から室町時代にかけて書院造が完成されると部屋の周囲に畳を敷き真ん中を残す使い方から、部屋全体に畳を敷きつめる使い方になりました。それまでの客をもてなす座具であった畳が、建物の床材になり始めてゆきます。

    畳の平安時代

    平安時代に入って貴族の邸宅が寝殿造の建築様式となると、板敷の間に座具や寝具などとして畳が所々に置かれるようになりました。この置き畳として使われている様子は絵巻物等に描かれています。

    畳の奈良時代

    現存する畳の古いものは奈良時代のもので、奈良東大寺の正倉院にある聖武天皇が使用した「御床畳」(ゴショウノタタミ)という、木製の台の上に置かれ寝台 として使われたものです。これは現在の畳と同じように真薦(マコモ)を編んだ筵(ムシロ)のようなものを5~6枚重ねて床として、表にイ草の菰(コモ)を かぶせて錦の縁をつけたものです。この台を2つ並べてベッドとしていました。

    畳床替え

    畳床も含めて全体を新品に取り替えることです。取り替える目安は適度な弾力性が無くなったり、凹凸が激しくなったり、大きな隙問が出来たら、畳替えをしてください。

    畳の表替え

    裏返しをした畳表が傷んできたら畳床をそのまま生かし新しい畳表に取り替える作業です。3~5年目頃が適当と考えます。
    裏返しや表替えの場合には畳縁も新しく取り替えます。

    裏返し

    新畳をいれてから2~3年目頃畳が日焼けしたり、傷み始めたら畳表を裏返しにして張り替える作業です。
    【こ注意】畳表の傷み具合が進みますと裏返しが出来なし、場合があります。

    畳を末永くお使いいただくために

    1.畳は湿気が禁物です。畳を長持ちさせるためにもカビの発生やダニの寄生を防ぐためにも、年2回程度の畳干をしたいものです。春と秋のよく晴れた日、畳を干す場所のなし、場合は畳を上げてビール瓶やジュース缶などを置き、風を通すだけでも効果があります。
    2.長期間の使用によって畳も日焼けを起こします。天然のイ草で織られているので退色は避けられませんが、お湯で固く絞ったぞうきんがけをしてから酢を1%程度混ぜたぬるま湯で拭いてください。
    3.こまめなお掃除によって、ダニの寄生を抑えることができます。この時、掃除機は畳の目に沿って軽く触れる感じで、ゆっくりと同一部分を何度か往復してかけて下さい。
    4.畳の上に重量物(タンス、ピアノ、机など)を直に置くと、畳表面に凹みや段差を生じることがあります。必ず、間に敷物を挟んでから置いて下さい。また、出来てしまった凹みは、適度に霧吹きをして濡れタオルを当てアイ□ンがけをすると、ある程度の回復が得られます。
    5. 畳の上を力一ペット・絨毯等の敷物で覆うと塵・挨・食物の滓などが溜まり、それを餌にするダニの寄生やカビの発生の原因になります(重ね敷きをしない場合 の約7倍にもなります)。また、一度畳に吸収された湿気が発散されず部屋自体が湿気を帯び、畳や建物を傷めるだけでなくそこで生活する人にとって極めて不 健康な状態になります。

    畳は湿度を調節します

    最近の住宅は昔に比べ機密性が格段に向上し、そのために従来では考えられなかった湿気の問題が発生っしてい ます。い草は空気中の水分が多い時は湿気を吸収し、乾燥時には水分を放出、部屋の中の湿気を調整します。機密性の高い住宅においてはい草は年間を通じお部 屋を快適に保つ、人間に優しい素材です。

    畳干し

    「畳干し」も大切です。畳干しは、春と秋の年2回の割合いで行って下さい。昔はよく晴れた日に、洗濯物を乾かす感覚で畳を干したものです。 今は干す場所がなくなりましたので、マンションなどの場合はベランダに立てかければ大丈夫です。干す時間は4~5時間ほど。畳床をお日さまに向け、よくほこりをたたいて吐き出させましょう。畳表を日光に当てると変色しますので注意して下さい。畳を干す場所がない方は、単純に床から畳を離すだけでもOK。缶ジュースなどのつっかい棒を通し、風を与えるだけでも十分です。 畳は一帖ずつぴったりと部屋の中に収まっているので、はがすときは先端のとがった物で持ち上げるように取り外します。ポイントは部屋の中央の畳からはずすこと。持ち上げる前に、敷きやすいように目印をつけておくのも忘れずに。せっかくその部屋にぴったりと収められるように作られた畳ですので、入れ間違うとしっくりといかなくなるので気をつけます。

    たたみは日ごろの清掃が大事

    畳にとってほこりは敵です。毎日とはいいませんが、こまめに掃除をすることが大切です。 掃除機を使う場合は、畳表にそって丁寧にかけてください。静かにかければたいていのほこりはとることができます。 昔は、畳の清掃にはほうきが一番適していました。そして、出がらしのお茶っ葉をアク抜きしたあと、ぎゅっとしぼり、畳にまいて、お茶っ葉と一緒に畳の目にそって掃いたあと、乾いた雑巾でからぶきしました。

    日本人と畳

    日本の文化は、古来、中国大陸からの伝承をもとにしたものが多いのですが、畳は大和民族の生活の知恵が生み出した固有のもので、湿度が高く、気象の変化が激しい日本の風土に、最も適した敷物として育てられ、継承されてきました。 瑞穂の国にふさわしく、稲わらを利用Lて床をつくり、野生のいぐさを改良して畳表を織り、畳という素晴しい敷物をつくりあげたわけです。 明治以来の急速な西欧に向った文明開花の時代にも、戦後の激しい石油文化の発展の中でも、畳は日本の住いの中心的役割を果たしてきました。 これは、科学の進歩で優秀な化学繊維が、次々に登場してきたにもかかわらず、畳のもつすばらしい特性には対抗できなかったからです。海も山も、化学文明に追いつめられて、安らぎを欠く今日、自然の安らぎがあなたに帰ってくる畳に、自然を問いかけてみませんか。 旧漢字でたたみを「疊」と書きます。これは田圃からとれる稲わらを交互に積み重ねたとの意味があります。

    畳の歴史

    ●「古事記」に倭建命(やまとたけるのみこと)が東征の際、弟橘姫(わとたちばなのひめ)が入水のくだりに「海に入らんとするときに、菅畳八重、皮畳八重、絹畳八重を波のうえに敷きて、その上にくだりましき」とあり、また神武天皇の御歌にも「あし原のしけき小屋にすが畳いやさやしきて我二人ねじ」ともあります。 古来畳が敷物として使われていることがわかりますが、この頃は、現在の莚(むしろ)のようなものであったと思われます。●現在の畳の形式をとるようになったのは平安朝時代で、当時は「厚畳」と呼ばれ、円座、莚等と区別れ、高貴な方の敷物で、身分によって畳の大きさ、縁の生地、色を違えていたようです。●天皇、上皇等の最高位の人々は、幅9尺(273cm)、長さ16尺(485cm)の大きな畳に縁は玉虫網の繧繝緑。 下位の「六段になると、座ぶとん位の大きさで縁も黄色一色であったようです。これらは当時の絵巻物に描かれており、「北野天神縁起」には菅原道真の政敵藤原時平が厚畳に臥しているさまも描かれています。●身分による畳の差別は、江戸時代中期まできびしく残り、明治維新後、新政府になってはじめて畳の使用、縁の種類等も自由になりました。

    くまもと表の歴史(熊本県)

    ●国碑又は古文書によると、仲哀天皇(人皇第14代)の御代といわれ、神功皇后が熊襲征伐の帰途、現在の岡山県都窪郡庄村の高島居山において、野生のいぐさで莚を織らせ「御座」にあてられました。この言葉が転化して茣蓙(ござ)となったと伝えられています。いくぶん神話めいてはいますが、岡山県の金蔵山古噴、王暮山古噴から出土した鉄器、木片にござの形が残っています。●熊本県のい業は、興善寺城(八代市竜峰)城代相良伊勢守の与力であった岩崎主馬忠久公が、現在の八代郡千丁町大牟田の上土(あげつち)城主になられたおり、領内の古閑淵前に永正2年(1505)露月に、いぐさを栽培させ、製織を奨励したことが始まりとされています。●宝歴年間(1750)細川霊感公が、栽培と製織を大いに奨励された記緑もありますが、明治維新前までは「お止草」として、大牟田、新牟田、上土、新開、下村の旧5ケ村に限られていたようです。●大牟付表、八代表、肥複表と変遷しながら、幾多の苦難をのり切った先阻の汗と脂の賜が、現在の「くまもと表」に成長しました。

    びんご表の歴史(広島県)

    広島県で生産されるびんご畳表は天文、弘治(1532-57年)の頃、山南村(現在の広島県沼隈郡沼隈町)で水田にい草を栽培して引通表を織ったのが始まりです。慶長5年頃(1600)には長各川新右衛門が短いい草を利用した中継表を考案して畳表の量産を可能にしました。時の芸備の殿様福島政則公は、近郷に代官を派遣して中継表の製繊技術をひろめました。後の水野、松平、阿部の福山藩主もびんご畳表を備後の国の特産品として保護奨励し、品質管理にもきびしかったので、早くから宮中や幕府の御用表や献上表の指定銘柄となって、年と共に名声を博し名実共に不動の地位を築き上げまた。

    Q:畳に、ふつうに電気掃除機をかけてもいいの?

    A:電気掃除機は強くかけると畳表を傷つけますので、畳の目に沿って軽く触れる感じでゆっくりとかけてください。

    Q:梅雨時期にカビが生えちゃた。どうやって取ったらいい?

    A:アルコールまたは焼酎など蒸留酒(醸造酒は逆効果)を布にしみ込ませてこまめにふき取ってください。アルコールは殺菌力があるのでカビを抑える効果があります

    Q:ダニを寄生させないための予防は?もし寄生したらどうすればいい?

    A:掃除の回数を増やし自然通気に心がけてください。防虫シートあるいは除湿器を使用するをダニの寄生を抑えられます。表面にいるダニには電気掃除機をかける方法が一番有効です。ダニは夜行性です。部屋を暗くして1時間程おいてから電気掃除機をかけるといっそう効果的です。ゆっくり丁寧にかけてください。ダニは高温(75℃以上)に弱く、加熱乾燥法なども有効な駆除方法です。

    JAS畳表

    JAS表示は、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」に基づく畳表の格付表示です。

    種類ごとに品位、幅、長さ、たて糸の本数、重量、たて糸の種類及び強度等で格付けされています。また、産地名、販売業者名が表示されていますので安心で す。熊本産畳表のJAS製品は、熊本県が責任を持って格付けしています。

    Q:畳替えの時期の目安は?

    A:畳床も含めて全体を新品に取り替える目安は適度な弾力性が無くなったり、凸凹が激しくなったり、大きな隙間が出来たら、畳替えをしてください。

    Q:畳は傷んだら、取り替えるしかないの?

    A:畳のリフレッシュには「裏返し」「表替え」「畳床替え」の方法があります。

    Q:雑巾掛けは、乾拭きが一番いいの?

    A:通常の掃除の場合には硬く絞った雑巾で畳の目に沿って拭きます。(脱水機で絞った雑巾がGood!)お湯を使った場合は畳表の乾燥が早くなる利点があります。

    Q:畳が体に良いって本当?

    A:畳はお部屋の二酸化窒素(No2)を吸収する働きがあります。また、畳独特の香りは嗅覚を刺激し、精神を安定させる効果があります。(アロマテラピー効果

    Q:畳に、ふつうに電気掃除機をかけてもいいの?

    Q:畳に、ふつうに電気掃除機をかけてもいいの?

    A:電気掃除機は強くかけると畳表を傷つけますので、畳の目に沿って軽く触れる感じでゆっくりとかけてください。

    傷表について

    傷表について

    変色い草、花付い草並びに病虫害い草、織り傷のほか次のような傷が製品面に出ると傷表で扱われる。

    ○カビ
     い草ならびに畳表に生ずるカビをいう。通風が悪く湿度が高いとき発生し易い。畳表の場合特に乾燥を十分にする必要がある。
     カビの種類は黄、黒、青、赤カビのほか、くもの巣状(リゾップス属)等がある。

    ○黴表(かびおもて)
     カビ菌に侵された畳表をいう。乾燥不良の畳表を貯蔵したり、貯蔵中に湿度の高い風をあて湿気を吸収さすと、カビ菌に侵され色沢が悪くなる。

    ○甲(こう)
     畳表を八つ折にした場合の折り目の表面をいう。

    ○甲焼け(こうやけ)
     貯蔵中に光線があたり一部が褪色(黄変)した畳表をいう。主として畳表を折りたたんだ折り目が褪色した状態をいう。

    ○斑乾燥(むらかんそう)
     い草ならびに畳表が一様に乾燥していない状態をいう。保管中変色するので特に注意を要する。

    ○虎(とら)
     病害(紋枯病)等により根元から先端までの間で部分的に茶褐色となっているイグサで製織した畳表の状態をいう。表面に虎模様の斑点ができるのでこのような呼称がつけられている。別名「ほし」ともいう。

    ○はみかた
     蛇紋病の羅病い草で製織した状態をいい、「まむし」の紋様から呼称されている。まむしのことを「ハミ」という。別名「ほし」ともいう。

    ○てれ
     変色い草を製織し、畳表面に現れた状態をいう。別名「まだら」ともいう。

    ○通し赤(とおしあか)
     あたり、黄色い、よどみい、並びに枯い等、根元部から先端部まで黄変または茶褐色となったイグサが製織した畳表面に筋状に現れた状態をいう。別名「すあか」ともいう。

    ○蛇尾(じゃび)
     畳表の目(行)が乱れている状態をいう。蛇の尾から出た言葉で、蛇尾ついているという。別名「目崩れ、行乱れ」ともいう。

    ○荷傷み(にいたみ)
     運搬中あるいは取り扱いの不手際により傷(すり傷、引っかき傷、手鍵傷等)が畳表にできること。

    畳のシミや汚れの処置

    Q.畳にカビが生えてしまった時は?
    A.消毒用アルコールを布にしみ込ませ拭き取る。

    Q.畳の醤油をこぼした時は?
    A.こぼした上に小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけ粉末に吸い取らせ掃除機で処理する。

    Q.インクをこぼした時は?
    A.牛乳で湿らせて拭き取る。又はレモン汁を湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍にうすめた液で拭く

    Q.マーキュロをこぼした時は?
    A.次亜塩素酸ソーダ入りの漂白剤をつけ、更に10倍にうすめた硝酸で拭く

    Q.フェルトペンがついた時は?
    A.油性のものはマニキュアの除光液で拭き取る。

    Q.クレヨンがついた時は?
    A.クリームクレンザーをごく少量、乾いた布につけて丁寧にこする

    Q.灯油、オシッコをこぼした時は?
    A.粉末の洗剤、クレンザー、塩、小麦粉等をふりかけ、充分液体を吸い取らせた後、掃除機で処理し、固く絞った布で拭く

    Q.畳に家具の跡がついた時は?
    A.凹んだ所に適当に霧を吹き掛け、濡れたタオルを当てアイロンをかける

    表の名称

    表の名称

    ○長髭表(ながひげおもて)
    特に長いイグサ(127cm以上)で製織した麻糸経引通表で普通表より突出し(15cm程度)羽根(18cm~20cm)が長い製織方法の畳表をいう。俗称「長動、長引」「中長(突き出し10cm程度、羽根15cm~18cm程度)ともいう。

    ○引通表
     麻または綿の経糸が等間隔に配置され通織りされた畳表。
     なお、京間表の場合経糸が麻糸では麻引、綿糸では糸引、俗称「引」という。五八表の場合経糸が麻糸では「麻五」綿糸は「糸五八」俗称「五八」等と略した言葉が用いられている。

    ○短髭表(たんひげおもて)
     合抜いで製織した引通五八表の略称。羽根が両端に出ているが、耳毛が6.5cm以内の表をいう。俗称「中ちゃぼ、ちゃぼ、ちょぼ」等と呼称。

    ○ちゃぼ
     合抜い草で短髭表を製織した俗称語で耳毛は羽根のみに止まらず突き出しも短いのが通例である。

    ○二配表(ふたはいおもて)
     通常の畳表(京間表)より配数が二配(1配につき経糸2本)多いものをいう。
     京間表の幅は経糸本数134本、配数67配の構成を基準にして用途(注文)に応じて幅を広くし配数を増加した。その増加した配数により二配(経糸138本69配)三配、四配、六配等と呼称され、そのまま現在まで畳表の品名として使用されている。

    ○中継表(なかつぎおもて)
     中継ぎ織りした表をいう。配組織は引通表と同様である。別名「中指表、小髭表」ともいう。

    ○飛込表(とびこみおもて)
     飛込み織りした畳表をいう。配組織は引通表と同様である。俗称「とび」という。

    ○狭間表(きょうまおもて)
     五八表をいうが、京間表と混同し易いのであまり使用されていない。関東地方の五八間の普及しているところでは良く使用される。

    ○青表(あおおもて)
     七島い草を緯として製織した畳表をいう。主として柔道畳に使用されているが最近は少ない。別名「琉球表」ともいう。

    ○長物(ながもの)
     連続的に製織した畳表を普通は1枚物に切断するが、切断しないで10枚続き、20枚続きとして仕上げた畳表をいう。

    ○不変色表(ふへんしょくおもて)
     乾燥い草に硫酸銅または酢酸銅の希釈液(薬品名、エバグリンの染料(特許製品))を吸収させて蒸すと、い草中の葉緑素をなり、耐日光性ができるので容易に褪色しなく、普通のイグサより緑色がやや鮮明となる。この加工したイグサで製織した畳表をいう。

    畳表の品位について

    畳表の品位について

    ○織りば(おりば)
     畳表に製織された面をいう。畳表の色沢、色調、仕上げ、配の形成、目が揃っておりイグサのならび(粒揃いに関係)良く、他に織り傷の無い場合に織りばが良いという。

    ○腰(こし)
     畳表をい草の方向(畳表の幅)へ曲げた場合の抵抗と反発力等をいう。い草の挫折抵抗力、弾力等が大きく、打込み密度が良く、良質い草(充実度の良いもの)等は腰が強いという。

    ○面(つら)
     畳表の表面を総括的(色沢、色調、粒揃い等)に見た状態をいう。別名「なるみ」ともいう。

    ○色調(しきちょう)
     色彩及び色の濃淡、強弱等をいう。

    ○へりした
     畳に加工をした場合縁の下になる部分(畳表の両側)を総称していう。原料が長く、織り傷が少なく小目の形成等が良い場合「へりした」が良い、または生きているという。

    ○粒揃い
     い草の径の大きさ(直径)に大小不同が無く良く揃った状態をいう。不揃いの場合は畳表の配、目の形成が崩れ著しく品質が劣る。

    ○もと
     い草の根元部分をいう。「うら」(羽根)に対し「もと」(突き出し)という。

    ○量目(りょうめ)
     量目のことで畳表の場合単位面積(規格別)当たりの重量をいう。別名「かけめ」ともいう。

    ○目
     配と配がつながっている間をいう。

    畳表の各部に名称

    畳表の各部に名称

    ○幅(はば)…畳表の側から側までの長さ(小目の部分を含め、耳毛の部分を除く)をいう

    ○耳…畳表の耳毛の基部にあたる小目の部分をいう。別名「耳ぎわ」ともいう。

    ○耳毛…製織されたイグサの根元部分(突き出し)または先端部分(羽根)が小目から出ている部分を総称していう。
     通常は羽根と突き出しを区別して呼称することが多く羽根を俗称では「うら、うらげ、けんぴ」突き出しを「もと」(うらに対して)という。

    ○耳組み(みみくみ)…小目の部分を総称していう。

    ○羽根(はね)…畳表の耳毛をいう。耳毛のうちイグサの先端部分をいう。

    ○突き出し(つきだし)…畳表の耳毛をいう。耳毛のうち根元部分をいう。

    ○配(はい)…畳表の組織の一部分をいう。経糸2本を1組とした組織を1配(約1.4cm<4分7厘>幅)という。

    ○小目(こめ)…畳表の組織の一部分で両側の目迫織りした部分をいう。

    ○間樋(まび)…中継表の中央箇所で織り込まないで出ている羽根と羽根の間(い草が重ね織りしてある)を間樋という。(中継織り参照)

    ○ホロ…中継表のい草の先端部分(羽根)が出ている状態をいう(中継織り参照)

    いぐさ・畳表のできるまで

    いぐさ・畳表のできるまで

    1苗掘り
    8月に畑(苗床)に植えつけれられた苗を掘り出し水田苗床へ植え

    付け育苗します。それを11月下旬に掘り出し、本田植え付け株用に根切り、株分けの調整をします。

    2植え付け
    調整された苗は、12月上旬からいぐさ移植機で植え付けます。

    3先刈り
    5月上旬ごろ、根元まで日光が当たるようい草の先端を刈り取って、新芽を促します
    。(収穫45日前頃に出る芽が長くて高品質のい草になります。)

    4収穫
    6月下旬から7月中旬にかけ、成長の良い充実したい草を刈り取ります。刈り取り時間帯は、気温が高くない、早朝や夕方です。

    5泥染め
    刈り取られたい草は、その日のうちにい草独特の色、香り、光沢を出すため、天然染土を使って泥染めを行います。その後、乾燥機で乾燥させます。

    6製織
    乾燥されたい草は、長さごとに選別し、傷、太さのチェックをして一枚一枚畳表に織り上げていきます。

    7仕上げ
    製織された畳表は一枚一枚折り傷がないかなどをチェックする仕上げを行います。

    8出荷
    製品に対する責任表示を明確にするために、生産者番号を表示するステッカーをつけて、全国に出荷されています。

    畳床(たたみどこ)

    畳床(たたみどこ)
     畳の芯となる部分をいう。乾燥した稲藁を畳の大きさに、たて、よこ入れ違いに3~5段重ねて圧縮し、上糸、下糸で縫い締めたものである。最近は発砲スチロール製のものと、スチロール製を芯に藁をその外側に組み合わせた商品等が出回っている。

    畳縁(たたみべり、たたみぶち)

    畳縁(たたみべり、たたみぶち)
     畳の長さの側につけて畳表を藁床に緊縛する布をいう。材料は綿布や合繊等を用い、色は黒、茶、鶯色等あり普通光輝縁という。紋縁は各種の模様を織り込んだもので、うんげん、こうき、こうらい等がある。
     畳の長さの側につけて畳表を藁床に緊縛する布をいう。材料は綿布や合繊等を用い、色は黒、茶、鶯色等あり普通光輝縁という。紋縁は各種の模様を織り込んだもので、うんげん、こうき、こうらい等がある。

    畳の歴史

    畳の歴史

    日本ならではの敷物「畳」が貴族階級から庶民へと普及するまで

    中国伝来のものが多い中で、畳は日本固有の敷物。その歴史は「菅畳八重」「皮畳八重」な
    どの記述がある古事記にまでさかのぼります。まだ畳床などはなく、コモなどに敷物を重
    ねたものと推測されます。現在の畳に似た構造になったのは平安時代。板敷に座具や寝具
    として置くという使い方で、使う人の身分によってた畳の厚さやへりの柄・色が異なりま
    した。
     鎌倉時代から室町時代にかけ、書院造が生まれて、部屋全体に畳を敷き詰める使い方に
    発展しました。それまでは高貴な人や客人のもてなしのためのものでしたが、建物の床材
    として利用されるようになったのです。しかしそうした使い方も貴族や武士の富の象徴。
    桃山時代さらに江戸時代に至る中で、数奇屋造や茶道が発展して普及し、徐々に町人の家
    にも畳が敷かれるようになりました。それでも身分による畳の制限の風習は残り、庶民が
    使用できるようになったのは江戸時代中期以降。畳師・畳屋と呼ばれる人々が活躍し、畳
    干しする家々の光景があちこちで見られるようになりました。

    畳表の変色について

    畳表の変色について

    畳表は天然のイ草を原料として織られております。直射日光を直接受けますと急激に変色いたします。カーテン・障子等によって遮って下さい。

    畳の提案1

    畳の提案1

    ライフスタイルが洋風化しても、私たち日本人にとって、素足でくつろいでも、横に寝こ
    ろがっても気持ちがいい。
    畳の感触はかけがえのないものです。実際にさまざまなデートから、畳には人にやさしい
    優れた機能・効用があることが分かっています。より快適なくつろぎ空間を畳で演出しま
    せんか。

    畳のおすすめポイント1

    畳のおすすめポイント1

    畳床のなかの空気が、高い断熱性と保湿性を生みます。

    5センチほどの厚さの畳床にはその材質に空気がしっかり詰まっています。空気は熱を伝
    えにくいという性質があります。つまり畳は冷たい空気をシャットアウトし、たくわえた
    熱を逃さない羽根布団と全く同じ。だからあたたかく心地よいのです。

    畳の段差について

    畳の段差について

     畳の施工状態が悪く、敷き合わせの面で不陸が生じた時または、すき間が生じた場合、あるいは畳の老朽によって敷居との段差が発生し、それによる事故が発生することも考えられますので納入畳店に連絡の上、手直しをして下さい。

    畳の寸法(たたみのすんぽう)

    畳の寸法(たたみのすんぽう)

     畳の大きさは室の一辺の内法(うちのり)寸法で長さが幅の整数倍となっており、地方により規格寸法が異なる。その内容は次の通りである。
     なお、一枚の畳についていえば長さと幅の比が正しく2:1につくられ半帖はそれが1;1で互換性である。

    五六間
     規格寸法    長さ…5尺6寸(170cm) 幅…2尺8寸(85cm)
     別名      団地間 公団サイズ
     主たる使用地域 都市部の新築、公団、社宅

    五八間
     規格寸法    長さ…5尺8寸(176cm) 幅…2尺9寸(88cm)
     別名      関東間、江戸間、田舎間、狭間
     主たる使用地域 静岡以東、北海道、都市部の新築は全国的に多い

    三六間
     規格寸法    長さ…6尺(182cm)    幅…3尺(91cm)
     別名      中京間
     主たる使用地域 岐阜、愛知、高知、沖縄

    六一間
     規格寸法    長さ…6尺1寸(185cm)  幅…3尺5分(92.5cm)
     別名      安芸間、三寸間
     主たる使用地域 近畿、中国地方

    六二間
     規格寸法    長さ…6尺2寸(188cm)  幅…3尺1寸(94cm)
     別名      佐賀間
     主たる使用地域 佐賀、長崎等九州地方

    本間
     規格寸法    長さ…6尺3寸(191cm)  幅…3尺1寸5分(95.5cm)
     別名      京間、関西間
     主たる使用地域 京都以西

    (注)広島は三原市以東の備後地方では京間、竹原市以西の安芸地方は六一間、因島市は京間と五八間が入り組んでいる。

    畳の掃除方法

    畳の掃除方法

    ●空拭きか雑巾掛けか?
     新畳(表替え)の納入使用直前のみ空拭きをして白い粉(染土)を拭き取ります。その場合タオルのようなパイル地のもので拭き残しが無いように丁寧に拭きます。通常の掃除の場合には固く絞った雑巾で畳の目に沿ってふきます。水が垂れ落ちる絞り方は絶対にいけません。(脱水機で絞った雑巾が一番良い)
     また、お湯を使った場合は畳表の乾きが早くなる利点があります。

    ●電気掃除機は
     電気掃除機を強く掛けると畳表を傷め易いので、畳の目に沿って軽く触れる感じでゆっくりとかけて下さい。

    畳のシミや汚れの処置

    畳のシミや汚れの処置

    Q.畳にカビが生えてしまった時は?
    A.消毒用アルコールを布にしみ込ませ拭き取る。

    Q.畳の醤油をこぼした時は?
    A.こぼした上に小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけ粉末に吸い取らせ掃除機で処理する。

    Q.インクをこぼした時は?
    A.牛乳で湿らせて拭き取る。又はレモン汁を湿らせた後、塩素酸ソーダを10倍にうすめた液で拭く

    Q.マーキュロをこぼした時は?
    A.次亜塩素酸ソーダ入りの漂白剤をつけ、更に10倍にうすめた硝酸で拭く

    Q.フェルトペンがついた時は?
    A.油性のものはマニキュアの除光液で拭き取る。

    Q.クレヨンがついた時は?
    A.クリームクレンザーをごく少量、乾いた布につけて丁寧にこする

    Q.灯油、オシッコをこぼした時は?
    A.粉末の洗剤、クレンザー、塩、小麦粉等をふりかけ、充分液体を吸い取らせた後、掃除機で処理し、固く絞った布で拭く

    Q.畳に家具の跡がついた時は?
    A.凹んだ所に適当に霧を吹き掛け、濡れたタオルを当てアイロンをかける

    畳の手入れ法

    畳の手入れ法

     畳は呼吸しています。空気(CO2)を浄化する力を持っています。正しい使い方をすれば畳の魅力を発揮します!

    ■畳の定期的なリフレッシュ

     畳のリフレッシュには「表替え」と「裏返し」「畳替え」の方法があります。

    ●「裏返し」とは・・・新畳を入れてから1~2年目頃畳が日焼けしたり、傷み始めたら畳表を裏返しにして張替える作業です。
     ご注意:畳表の傷み具合が進みますと張替えが出来ない場合もあります。
    ●「表替え」とは・・・裏返しをした畳表も傷んできたら畳床をそのまま生かし新しい畳表に取り替えることを言います。3~5年目頃が適当と考えます。
    裏返しや表替えの場合には畳縁を新しく取り替えます。
    ●「畳替え」とは・・・畳床も含めて多々全体を新品に替えることです。替える目安は適度な弾力性が無くなったり、凸凹が激しくなったり、大きな隙間が出来てきたら、畳替えをしてください。

    畳床は大事に使えば10~20年はもちます。床下の湿気、室内の換気に注意し使用してください。

    畳のおすすめポイント3

    畳のおすすめポイント3

    弾力性があり、自然の色だから心にも体にも馴染みます。

    畳の表面(畳表)のイグサがスポンジ状の構造で空気をたくわえ、フカフカした感触を生
    み出しています。畳床にも空気はたっぷり。こうした空気がクッションとなり、寝ころべ
    ば心地よく、転んだときでも衝撃を和らげてくれるのです。また畳の色は人間の皮膚に近
    い自然色。畳は安らぎの触感と視覚を与えてくれます。

    畳のおすすめポイント2

    畳のおすすめポイント2

    優れた吸放湿性で高温多湿な日本の住まいにぴったり。

    夏は涼しく、冬はあたたかいという畳の利点を生み出しているのは、畳表のイグサと畳床。
    イグサがスポンジとなって湿気を吸収し、畳床のなかの空気が湿気を放出しながら、効率
    的に呼吸しているわけです。畳一帖分の自然吸湿力は約500ml。ゆっくり湿気を吸って吐
    く畳は、高温多湿の日本の気候に最適な床材です。

    畳に日光を!

    畳に日光を!

    畳は湿気が禁物です。畳を長持ちさせるためにもダニの発生を防ぐためにも、年2回程度の畳干しをしたいものです。春と秋の良く晴れた日、畳を干す場所のない場合は畳を上げビールびんやジュース缶などを置き、風を通すだけでもよいのです。

     畳の上にジュータンやカーペット等の重ね敷きは禁物です。ダニやカビの発生を促します。

    ダニが発生する原因

    ダニが発生する原因

    ■ダニは次の三つの条件が揃うこによって繁殖します。
    ①室内温度が20~30度、湿度60%~80%
    ②エサ(塵)があること
    ③潜んで卵を産める場所があること

     特に大量発生する条件は25~28℃で湿度が70~80%という高温多湿の条件がダニの繁殖に最も適しております。最近の住宅は冬に室内の温湿度を夏並みに高く維持(安定)させる家庭が多いため冬でも夏と変わらないダニの数が検出される事例もあります。人間に快適な生活温湿度は、ダニにとっても快適であります。

    ■次のような条件下ではダニが発生する場合があります。
    次のことに注意してください。
     ①掃除をマメにしない。
     ②畳の上にジュータンやカーペット等の重ね敷きをする。
     ③窓を密閉し室内に風を入れない。
     ④水分を多く含んだ雑巾で拭き掃除をする。
     ⑤室内で犬、猫、小鳥等のペットを飼う。
     ⑥菓子等の食べこぼしをする。
     ⑦洗濯物を室内に干す。
     ⑧加湿器を過剰に使用する。

    ■ダニ対策
     ①掃除の回数を増やし自然通気を心がけてください。防虫シートあるいは防湿機を使用するとダニの発生を抑えられます。
     ②畳(ジュータン)の表面にいるダニには、電気掃除機をかける方法が一番有効であります。ゆっくり丁寧にかけて下さい。
     ③ダニ(ヒョウダニ、コナダニ、ツメダニ)等は熱に弱く、加熱乾燥法、マイクロ波加熱法、高周波加熱法のいずれも有効な駆除(殺ダニ)方法です。

    畳にカビが発生する原因

     カビは土や空気中に多く散在し、空気のあるところにはカビが存在します。相対湿度70%以上でカビの発生が始まります。加湿器の使用、石油ストーブの使用(水分を多く発散します)に注意しましょう。
     梅雨時に部屋を閉め切った状態ではカビが発生します。特に新築住宅の場合、建築仕上資材の含水率が高い場合があります。

    ●処置
    ・天気の良い日には窓や戸を開け室内に風を入れてください。
    ・漂白剤を水で薄め(有効塩素5%以下で使用)ゴム手袋をして雑巾で畳の表面のカビをふき取ります。次にアルコールをしみ込ませてこまめにふき取ってください。
    注:漂白剤が強いと畳の青さまで漂白しますのでご注意ください。