畳の特性2、断熱性・保温性

空気には熱を伝えにくい性質があるのは皆さんよくご存じですね。 畳が、夏はひんやりと肌に心地よく、冬は暖かい空気を優しく保ってくれるのも、畳が含んでいる空気のおかげです。

畳表のイグサはもちろん、中に使用してあるワラはスポンジ状になっているのでたくさんの空気を含んでいます。 夏の空気は暑さを遮断する働きを、冬の空気は外の冷たい空気を遮る断熱材の働きをすると同時に、室内の暖かい空気を保つ役目をしてくれるのです。

下の表を見て下さい。これは畳とほかの床材との熱の伝導率の比較です。 熱の伝導率が少ないほど、断熱性や保温性に優れているのです。