畳の奈良時代

現存する畳の古いものは奈良時代のもので、奈良東大寺の正倉院にある聖武天皇が使用した「御床畳」(ゴショウノタタミ)という、木製の台の上に置かれ寝台 として使われたものです。これは現在の畳と同じように真薦(マコモ)を編んだ筵(ムシロ)のようなものを5~6枚重ねて床として、表にイ草の菰(コモ)を かぶせて錦の縁をつけたものです。この台を2つ並べてベッドとしていました。