畳表の品位について
畳表の品位について
○織りば(おりば)
畳表に製織された面をいう。畳表の色沢、色調、仕上げ、配の形成、目が揃っておりイグサのならび(粒揃いに関係)良く、他に織り傷の無い場合に織りばが良いという。
○腰(こし)
畳表をい草の方向(畳表の幅)へ曲げた場合の抵抗と反発力等をいう。い草の挫折抵抗力、弾力等が大きく、打込み密度が良く、良質い草(充実度の良いもの)等は腰が強いという。
○面(つら)
畳表の表面を総括的(色沢、色調、粒揃い等)に見た状態をいう。別名「なるみ」ともいう。
○色調(しきちょう)
色彩及び色の濃淡、強弱等をいう。
○へりした
畳に加工をした場合縁の下になる部分(畳表の両側)を総称していう。原料が長く、織り傷が少なく小目の形成等が良い場合「へりした」が良い、または生きているという。
○粒揃い
い草の径の大きさ(直径)に大小不同が無く良く揃った状態をいう。不揃いの場合は畳表の配、目の形成が崩れ著しく品質が劣る。
○もと
い草の根元部分をいう。「うら」(羽根)に対し「もと」(突き出し)という。
○量目(りょうめ)
量目のことで畳表の場合単位面積(規格別)当たりの重量をいう。別名「かけめ」ともいう。
○目
配と配がつながっている間をいう。